稚内公開プレゼンテーション(12月6日)

18時より21時まで,稚内市役所にて「プチまちづくり懇談会」が開催されました.

その中で,私達が設計した集合住宅のプレゼンテーションを行いました.

4月から始まった演習も,いよいよ終了です.

配送

でっかい低気圧

もうすぐ稚内

11月1日に,模型は一足早く稚内に配送されました.

6日から7日にかけて,道内を低気圧が襲いました.稚内は6日の夜から大雪に見舞われました.

車窓から望むサロベツ平野.

スーパー宗谷

ホテル

防波堤ドーム

8時30分に札幌を出発,13時過ぎに稚内入りしました.

宿泊先のホテル.

ホテルから見下ろす北防波堤ドーム.

当日のプログラム

準備風景

200分の1模型

セトロ先生

プレゼンその1

プレゼンその2

プレゼンその3

プレゼンその4

1. 演習の趣旨(瀬戸口先生)

建築単独ではなく,都市全体からの視点を持たなくてはならない.これを実際に取り入れたのが,本演習課題の特徴である.

2.コンセプト(兼古)

都市の無秩序な拡大を防止するためにも,中心部に人が集まる拠点が必要である.

3.通りを造る(松尾)

稚内が含む要素(レイヤー)を分析し,そこから4本の通りに性格付を行った.

4.アトリエ・24通り(石橋)

短期居住者のための「アトリエ付住宅」と,コンビニ・託児所を含む手塩線側の「単身者向住宅」について解説.

5.アトリウム・屋台通り(高野)

極寒地で人が集まるのに不可欠な「アトリウム」と,北側に広がる繁華街につながる「屋台通り」について解説.

6.スケルトン・インフィル(飯田)

様々な家族パターン・生活様式に対応可能な「SI住宅」と,その最上階に位置するペントハウスについて解説.

参加者からの質問・意見

「屋台通りについて」

時間的にはいつ営業するのか?

→稚内駅前の夜の顔にしたいと考えている.

寒くないか?

→歩行者空間にして,簡易的な天蓋を設けることをしてはどうか.

全体の意見:『やっぱり寒いのはいやだ!』

「駐車場について」

何台確保しているのか?

→30台ほどを確保した.

1階レベルを占有しているが,もったいなくないか?

→2層レベルで住民同士のコミュニティ形成が可能になるよう,基盤を設けた.

全体の意見:『1階でつながりがもっと欲しい.一層分上がらないと玄関にたどり着けないのはやはり不便だ!』

「託児所について」

老人ホームはないのか?

→住宅・託児所・緑地を隣接させたのは,そこに暮らす人々が預けられた子供達と接する機会を増やすことにつながるのではないか.

全体の意見:『今の特養ホームは市街地から離れた所にあり不便だ.中心部に老人ホームがぜひとも必要だ!』

会場からの意見のまとめ(→ひいては,私達の反省点)

様々な提案が詰め込まれているという感じだった.新鮮な点も多かったが,若者や外来者が主な対象に設計がなされている点が残念だ.もっと高齢者の立場に立って物事を考えられたら,さらに良い物になったのではないだろうか.

ワークショップ風景

打ち上げその1

打ち上げその2

その後,会場皆でワークショップを行いました.稚内ではこうした住民会議が頻繁に行われているらしく,参加者は皆すらすらとポストイットに自分の提案を記入していました. 懇談会が終了した後,主催役である市の都市再生課・コンサルタント・建築家の人々と共に打ち上げを行いました.市役所近くの居酒屋を貸切にして行われ,0時過ぎまで談義に華が咲きました.
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